転売の経理について

実はちょうど転売業を営む友人の会社が決算を向かえたので、転売に係る経理処理等の基本を説明してみようかと思います。

今回は仕入の経理の説明です。

目次

1 仕入帳を仕入の都度記録する

これ超重要です。
面倒くさがらずに必ず仕入の都度記録をしましょう。

なお、転売屋の仕入は品物の種類・数が多岐に渡るため、なかなか記録ができないという方がいると思いますが、これをやらなけらば商品の個別の仕入値が分からず、その粗利益も不明確なものとなってします。

粗利益が不明確ってのはグーグルマップを使わずに見知らぬ土地へ旅に出るくらい危険ですよ。

必ず記録をしましょう。

また、ためてしまうと記録するのが面倒臭くなってしまうので、仕入れたらすぐに記帳しましょう。

Googleのスプレッドシートであれば、外出先からもスマホなどですぐに記録できるのでお勧めですよ。

2 半月〜に一度棚卸をする

これも超重要です。
やはり棚卸をすることで調子良く売れたものと全然売れなかったものの把握ができます(商品の回転率が把握ができます)。

従って、自宅の在庫とAmazon等の倉庫にある在庫等を頑張って把握しましょう。

転売業では特に回転率が資金繰りの面から重要になると思います。

面倒くさがらずに半月に一度棚卸をしましょう。

3 経理処理の合理化

会計ソフトへ仕入帳の内容を入力するのが面倒であれば、WEBで明細の見れる仕入専用のクレジットカードを作り、そのカードでで仕入を行いましょう。
いわゆるクラウド型の会計ソフトと連携することで、自動的に仕訳の原型が会計ソフトに取り込みが行われ効率的に経理ができます。

但し、資金繰りには要注意です!!!

この記事を書いた人

中込雄一のアバター 中込雄一 税理士

税理士の中込です。
相続税・贈与税が得意な税理士です。
税理士受験の相続税法の非常勤講師としても活動をしておりました。
また、相続税の税金無料相談を東京税理士会の豊島支部でしておりましたので税の説明には自信があります。
こうみえて昔はV系バンドマンでした。

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